Environment
環境

2022年、「白い恋人」は46周年。
もっとも愛されている商品だからこそ、よりサスティナブルに。
ISHIYAが2020年に掲げた長期ビジョン「100年先も、北海道に愛される会社へ」
だからこそ100年先も北海道がすばらしいところであり続けてほしい。
そんな想いをお伝えするISHIYAサスティナブルストーリー。
今回はISHIYAでCSRやSDGs活動を担当する広報CSRチーム加藤千里さんのナビゲートで「白い恋人」と環境についてお話しします。

加藤千里さん
ぜんぶ北海道産の「白い恋人」だって作れちゃうかも。
1976年に誕生した「白い恋人」は2022年で46周年。
“46(シロ)”にかけて今年は「白い恋人」を再認識してもらえる年にしたいですね。

発売当時の「白い恋人」
ISHIYAの環境への取り組みでもっとも大切にしていることは、お客さまからもっとも愛されている商品である「白い恋人」から始めるということ。
もっとも人気のある商品であれば、それだけ数字的なインパクトが高く社会に大きく貢献することができるからです。
「白い恋人」は北海道産の原材料を多く使用しています。ラング・ド・シャに使う小麦粉は100%北海道産。砂糖や生乳なども北海道産を使用しています。
以前は外国産の小麦粉を使用していましたが、海外から輸入するより輸送時のCO2の発生が抑制されるというメリットや、何より持続可能な北海道農業への貢献ができます。
現在は北海道産バニラの実用化に向けた取り組みを行っており、2022年には一連の栽培工程を確立することもできました。
カカオと併せて熱帯植物の原材料も北海道産にすることができれば、オール北海道産の「白い恋人」が作れちゃうじゃないかと夢をふくらませています。
世界を旅する「白い恋人」。贈った人も贈られた人もみんなエコに。
「白い恋人」を環境配慮型商品として取り組みを始めたのは、2009年8月。
商品が割れたりくずれたりしないよう衝撃から守るためのトレーをバイオマス(植物由来)素材が主原料のものに切り替えたのが最初です。
バイオマス素材はCO2の発生量が軽減されるだけでなく、食べ終わったあとは可燃ゴミとして処理できます。昨今、プラスチックは環境の分野で大きな社会問題になっていますが、「まずはここから」といった感じですね。

今では、商品を入れる紙袋、化粧箱などに適正に管理された森林木材を使用した紙であるFSC®認証紙を採用しています。
「白い恋人」はパッケージ別にダンボール箱に入れて(24枚入りであれば15箱がひとつダンボールに収められ)各販売店などに出荷されるのですが、このダンボールもFSC®認証紙なんです。

「白い恋人」12枚入り
こうしたお客さまの目に触れない部分にも取り組みを広げています。また今後は化粧箱の止めシールをプラスチックから紙シールに変更するなど細部にまでこだわっていきたいと考えています。
「白い恋人」は観光土産菓子として北海道を訪れた世界中のお客さまがお手にされます。
それぞれのお住まいの場所まで持ち帰られてご家族やご友人などにお配りした後、みんなでおいしく召し上がっていただいています。
「白い恋人」は世界を旅するお菓子なんです。
だから、安心・安全はもちろんのこと、贈答品としての美しさ、そして食べ終わった後の環境への配慮は北海道だけでなくお持ち帰られた先の方々の暮らしのことも考えなければなりません。
「白い恋人」が「しあわせをつくるお菓子」であり続けられるように。
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